『Switch our life』

私たち特定非営利活動法人唐津Switchは令和３年３月に、人口減少により発生する問題を、移住支援を根幹に解決するために始動しました。

元々は特定非営利活動法人NetworkStationまつろ内における1部門でしたが、情勢の中で本問題が大きな課題となっていくことを鑑み、本課題のみを取り扱う専門のNPOの必要性が増していきました。その結果、私たちが生まれたのです。

私たちの住む唐津市は、九州北部にあり福岡にも近く自然に恵まれた風光明媚な土地ではありますが、多聞に漏れず人口減少の波に飲み込まれています。これにより空き家の増加、耕作放棄地の拡大、第一次産業従事者の減少と様々な問題が生まれてきています。これら以外にも顕在化していない問題も水面下では多数存在していると考えられます。
それらの諸問題に対し「移住支援」という手法を基盤に、様々なアプローチを以て解決策を模索し、チャレンジングに実行する団体、それが私たち特定非営利活動法人唐津Switchです。私たちは戦後の日本人が未だ体験したことのない「人口減少」という未曽有の現状を逆にチャンスと捉えています。今までの常識がそうでなくなり、新たな価値観と秩序が生まれようとしているこの時代に、私たちが住む唐津市において新たな可能性と価値を生み出しながら、人口減少における諸問題と向き合いたいと考えています。

私たちの活動に前例はありません。しかしその問題解決に必要な知恵は先人たちが築いてくれた「今」の中に存在すると考えています。先人たちの想いを紡ぎ、私たちは未だ見ぬ課題に果敢に挑戦していく所存です。

初代理事長　浦田 潤一